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2007年6月9日 更新

超小型MP3プレーヤー [ Timpy ]
 
Rev2.1 【ヘッドフォンタイプ】

Timpy シリーズ・ラインナップ

Rev2.0 【リチウムポリマ電池タイプ】

Rev3.0 【VS1011タイプ】


Timpy Rev2.1

ヘッドフォンタイプ

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev2.1

2004年9月 完成

私はポータブルMDプレーヤーも持っているのですが、
大きな本体、それにヘッドフォンと本体をつなぐコードがうっとおしくて、使わなくなってしまいました。
コードが引っかかったりした時の、引きつれた感じがいやなのです。

最初にVS1001を見つけたとき、
「これとCygnalのCPUを組み合わせればヘッドフォンに内蔵できるかも・・・」
と思いついたのがことの始まりでした。
ですので、この【MP3プレーヤー内蔵ヘッドフォン】がTimpyのひとつの完成形です。

ヘッドフォンには松下の、コードが収納できるタイプを使いました。
電車の中で、絡まったコードと格闘している人、見かけませんか? 
うっとおしいだろうなぁと思ってしまいます。
せっかく本体とのコードを無くすんですから、左右をつなぐコードもすっきりさせたいところなわけで、
当初からこのヘッドフォンへの内蔵を狙ってました。耳掛け式は持って歩くのにもかさばらなくて理想的です。

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》回路、部品、ファームウェア

Rev2.0と同じなのでこちらを参照してください。

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》写真
全体
完成しました

コード巻き取り機能を持つ松下のヘッドフォンRP-HS102の中に何とか詰め込みました。
右耳用はネックコードを巻き取りますので無改造です。
左耳用内部の機器接続用コードを巻き取る機構をすべて取っ払って、さらに追加工しまくって組み込みました。
ある程度は事前に当たりをつけていたのですが、バッテリがリチウムポリマになったことで予定よりも大きくなってしまったので、入れるのに一苦労でした。
表にはRev2.0同様の操作スイッチが付けてあります。

miniSDカード挿入口
miniSDカード挿入口

miniSDカードはここから入れます。

miniSDカードを挿入したところ
miniSDカードを挿入したところ

カードをセットするとこんな感じになります。
ほとんど中に収まってしまいます。
小指の先でカードを少し押し込むとイジェクトされます。

バッテリの充電
バッテリの充電

コネクタの種類や組み込み方などいろいろと悩みましたが、何とかうまく市販のDCジャックを組み込むことができました。
写真は充電中の様子です。

充電用DCジャック
充電用DCジャック

もともとは、この穴にフォンプラグを刺すとコードが巻き取られる仕組みになっていました。巻き取り機能は不要(というか、すでに無い)なので、その穴を利用して充電用のDCジャックを付けました。

その右は電源スイッチです。いくら省電力モードになっていても放っておくと過放電の恐れがあるので、機械式にスライドスイッチを設けることにしました。

充電用DCジャック(裏側)
充電用DCジャック(裏側)

ケースを削って、ジャック本体ができるだけはみ出ないようにしています。
もちろんDCジャック側も思い切り削ってあります。

内部の様子(1)
内部の様子(1)

ケースはDCジャックの近くにあるネジを1本はずすと開くようになっています。

内部の様子(2)
内部の様子(2)

前面の操作用タクトスイッチは、補強のため小さく切った基板にはんだ付けして配線した後、ケース裏面にエポキシで接着してあります。
メイン基板はイヤーパッド側のプラスチック部分を大きく切り取ってはめ込んであります。
バッテリはそれらの隙間にちょうど入るようになっていますが、前面のケース内側をかなり削りました。

内部の様子(3)
内部の様子(3)

メイン基板が収まっている様子です。
寸法ぴったりすぎ。

4色の操作ボタントップ
4色の操作ボタントップ、実は・・・

Rev2.0でも使っていますが、4色の操作ボタンの押すところには、実はこれが貼ってあります。本来は女の子たちがケータイの飾りに使うためのシールなんだと思うのですが、色・サイズ・ふくらみ具合がちょうどいいのです。
新宿の東急ハンズで見つけました。

(実際の操作ボタン部分の細工はもう少し複雑なのですが省略します)


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